【ブログ更新】任意整理の手続きの流れ

借金を解決する手続きを債務整理と言いますが、その債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産という方法があります。今回は、そのうちの任意整理の手続きがどのように進んでいくのかを解説してみたいと思います。

任意整理の手続きの流れは、以下の4ステップです。
1.(依頼者の方)司法書士に相談・依頼する。
2.司法書士が通知し、貸金業者・クレジット系業者などへの返済をストップする。
3.司法書士が貸金業者などと交渉し、将来の利息のカットや再分割払いの和解を締結する。(返済可能な金額になるよう交渉します)
4.(依頼者の方)貸金業者等への毎月の返済原資を準備する。
返済をストップしてから返済が開始されるまで、数か月程度(通常3~4か月程度)を要しますので、その間返済を止めて生活を立て直すための時間に充てていただきます。
依頼者の方にしていただくのは、司法書士に相談・依頼し、毎月の返済原資を用意していただくだけです。

このような任意整理という手続きは、ご依頼者にとって、ある意味では簡単でもあり、ある意味では難しい手続きだと思います。
簡単な面としては、個人再生や自己破産のように裁判所を介して手続きをしなければいけないわけではない点や、司法書士が窓口となって相手方と交渉を進めていきますので、待っているだけで手続きが進められるという点が挙げられると思います。一方で難しい面としては、分割とはいえ元金そのものは返済しなければいけないという点が挙げられます。借金の金額そのものが多額な場合には、収入にもよりますが、任意整理をすることは困難を伴うかもしれません。個人再生であれば借金の5分の1を返済すればよく、自己破産であれば借金の支払い義務がなくなることと比較すると、大きな違いです。

ご相談に際しては、任意整理・個人再生・自己破産のどの手続きが最適なのかがわからないという方にも、お話をお聞きしてアドバイスをさせていただきます。任意整理をしたいという方も、任意整理以外を検討している方も、それぞれのメリット・デメリットなどご自身の場合はどうなのか、より詳しくご案内いたします。

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